IFAに必要な資格とは?求められる5つのスキルについて解説!

IFA 資格 スキル

「今までの経験を最大限に活かせる仕事がしたい」

「IFAへの転職を考えているが、必要な資格はあるのだろうか?」

このようなお悩みをお持ちの方も多いかもしれません。

中立的な立場から、さまざまな金融のアドバイスを行える「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」。

日本でIFAの職業が誕生したのは2004年。注目を集め始めたのは2007年の「金融商品取引法改正」によって、市場が自由化を果たしたことがきっかけです。

まだ国内では「浸透していない」という印象を受けますが、2020年と比較すると、その数は約2倍に増加しています。

IFAに興味を持っている方にとっては、必要となる資格やスキルが気になるところです。

そこで本記事では、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に必要となる資格や求められるスキルについて詳しく解説していきます。

「IFAの仕事に興味がある」「IFAへの転職を考えている」という方の参考になると幸いです。

目次

IFAで必須となる資格とは?

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)を目指すときに必須となる資格は、どのようなものなのでしょう。

必ず必要となる資格と、持っていると役立つ資格について解説していきます。

外務員資格は必須

IFAを目指す場合に、必須となる資格は「外務員」の資格です。

前職が「銀行」または「証券会社」であれば、すでに取得している方も多いかもしれません。

外務員試験は「一種」と「二種」に分かれており、一種に合格すると、二種では取り扱うことのできない多くの商品を担当することが可能です。

もちろん、一種の方が難易度が高く、専門的な知識が必要となります。金融商品に関する、コンプライアンスについて、しっかり理解しておかなければなりません。

ただし、二種の合格資格がなくても一種の試験が受けられる点がポイント。

二種から、段階を踏んで受けるのも良いですし、実力を試すために一種から受けるのも一つの方法です。

一種では「デリバティブ」といった信用取引も扱える一方、二種の場合は「現物の株式」のような、一般的な金融商品に限ります。

「これから金融業界で活躍したい」という場合には、信頼性の高さや取り扱いできる商品の種類の観点から見ても、一種外務員の資格取得を目指すのが良いでしょう。

また、試験に合格しただけでは、業務に携わることができないため注意が必要。

資格を活かして活動するためには、外務員登録を行わなければなりません。

万が一、未登録のまま業務してしまうと、金融商品取引法違反の罪に問われることとなり、罰金刑や懲役刑が課せられることとなります。

IFAに役立つ資格とは?

IFAで働くためには、外務員資格が必須だということはわかりましたが、持っていると役立つ資格はあるのでしょうか?

ファイナンシャルプランナー

持っていると役立つ資格の1つ目は、ファイナンシャルプランナー(FP)です。

FPは、お客さま一人ひとりのライフスタイルに合わせた「目標」や「夢の実現」に向けて、さまざまな視点からお金に関するアドバイスを行います。

IFAが「資産運用アドバイスの専門家」であることに対し、FPは「ライフプランのスペシャリスト」であると言えるでしょう。

FPの資格があると、お客さまの安心感や満足度が高まることはもちろん、自分自身の知識の幅も広がるため業務がスムーズになります。

生命保険募集人資格

IFAになるために持っていると役立つ資格の2つ目は、生命保険募集人資格です。

生命保険募集人資格とは、保険の提案や販売・手続きを行うことができる資格。

IFA企業の多くは、生命保険の代理店として、さまざまな保険の販売を行っています。

この資格があれば、IFAの業務に活かせることは間違いありません。

生命保険募集人資格は2種類に分かれており「一般課程試験」と「変額保険販売資格試験」となっています。

どちらも難易度はそれほど高くはなく、合格率に関しても「80%〜90%」となっていますので、スキルアップのために是非チャレンジしてみましょう。

IFAに求められる5つのスキルとは?

IFAに必須となる資格、あると役立つ資格がわかったところで、ここからは求められるスキルについても解説していきます。

IFAに求められる5つのスキル
  • コミュニケーション能力
  • 金融商品や資産運用に関する関心があること
  • コンプライアンスに関する意識
  • 顧客の気持ちを読み取る力
  • 強い行動力と決断力

順番に見ていきましょう。

コミュニケーション能力

求められるスキルの1つ目は、コミュニケーション能力です。

顧客とうまくコミュニケーションを図ることができなければ、契約に結びつかないのはもちろん、信頼を得ることすらできません。

IFAにとって、コミュニケーション能力は非常に重要となるスキルのひとつと言えるでしょう。

金融商品や資産運用への興味関心

自分自身が金融商品や資産運用に興味を持っていなければ、顧客に魅力を伝えることは不可能です。

顧客によって、抱えている悩みはさまざまですし、目標や目的も大きく異なります。

どのような要望にもスムーズに対応し、顧客のニーズに沿った提案を行うためには、豊富な知識だけでなく商品に対する興味関心も重要です。

自分にとって興味のあることであれば、日頃から情報収集に励み、自然とスキルアップできるでしょう。

コンプライアンスに対する意識

IFAでは、コンプライアンスに対する意識が非常に重要となります。

どれだけ豊富な知識があり、類稀なるコミュニケーション能力を持っていても、コンプライアンスに対する意識が希薄であれば意味がありません。

IFAで取り扱う商品は、金融商品取引法などの厳しいルールに則って提案・注文(媒介)を行う必要性があります。

業務提携先からチェックが入るケースも多く、万が一違反していれば、契約解除となる可能性も。

また、日本証券業協会のルールを遵守する必要もあるため、常にコンプライアンスを強く意識しなくてはなりません。

顧客の気持ちを読み取る力

銀行や証券会社で提案される商品の多くは、自社商品である場合が多くなっています。

IFAを利用する顧客は、本当に自分に合った商品を提案してほしいと考えているのです。

会社の営業方針に沿う必要がない点や、特定の商品にしばられることなく、幅広い選択肢から顧客のニーズに沿った提案ができる点がIFAの強み。

お客さまが何を望んでいるのか、どのようなビジョンを描いているのかを察知し、ニーズに沿ったサービスを提供します。

顧客の希望や目的を的確に読み取り、お客さまファーストの提案を行いましょう。

強い行動力と決断力

IFAで必要となるスキル、最後に紹介するのは「行動力」と「決断力」です。

独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれるIFAは、中立的な立場から、顧客一人ひとりにアドバイスを行います。

マニュアルがあるわけでなく、それぞれのお客さまに合わせた提案をしなければなりません。

そのためには、どのような場面においても自分自身で方針を定め、決断していくことになるのです。

また、柔軟な対応をしながらも、さまざまな選択肢を準備する必要があります。

成功はもちろん、失敗もすべて自分の責任となるため、行動力と決断力がなければ対応できない仕事と言えるでしょう。

まとめ|IFAに必要な資格は外務員資格!スキルも併せて身につけよう

本記事では、IFAに必要となる資格や役立つ資格、求められるスキルについて詳しく解説してきました。

必須となる資格は外務員資格のみでしたが、FPや生命保険募集人資格もあると、業務に役立つことがわかりました。

「前職の経験を活かして転職を考えている」「IFAの仕事に興味がある」という方も多いかもしれません。

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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

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