IFAが金融業界で専門家と呼ばれる理由とは?歴史や金融商品取引法について解説

IFA 金融 業界

「金融のプロフェッショナル」とも言える職業がIFA。

日本では「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼ばれている、金融のスペシャリストです。

特定の銀行や証券会社などの「金融機関」に属すことなく、中立的な立場から「顧客目線のアドバイス」を行う専門家として、近年注目を集めています。

「IFAに興味があるので、詳しい情報が知りたい」「金融業界への転職を考えているので、IFAについて理解を深めたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の歴史や金融業界で注目されることになった理由、役割などについて詳しく解説していきます。

目次

IFAの歴史とは?

日本では、まだあまり馴染みのない「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」ですが、アメリカやイギリスなどでは長い歴史があります。

アメリカでIFAが誕生したのは、今から50年ほど昔の1970年代。

頭角を現し始め、活躍の場を広げるようになったのは1980年代後半になってからです。

1990年代の「株式ブーム」が、認知度に拍車をかけ、多くの人々に知られるようになりました。

そして何より、2000年代初期に起こった米国のバブル崩壊で、IFAのような「金融のプロフェッショナル」の必要性が増したといっても過言ではないでしょう。

現在も、IFAの存在感は増し続けており、大手証券会社から転身する者も後を絶ちません。

アメリカにおいてIFAの社会的地位は非常に高く、弁護士や医師などと同等に扱われています。

このことからもわかるように、米国でのIFAの存在は「人生において、欠かせない職業」というほど重要なものです。

英国でのIFAの歴史は、米国よりも長く1960年代にスタートしました。

英国は、ヨーロッパの中でも「資産運用」への関心が非常に高く、早くからIFAの存在が広まったのです。

正式に金融機関と連携を行い、顧客に商品を販売するようになったのは1980年代の後半。

さまざまなアドバイスを行い、金融のプロフェッショナルとしての地位を確立してきました。

その一方、日本国内でIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)が活動し始めたのは、米国や英国よりもかなり遅れた1996年です。バブル崩壊に伴い、新たな金融システムについて模索していた時期となっています。

「貯蓄さえできていれば、お金が増える」という時代が終わった瞬間でもありました。「貯蓄から投資へ」と切り替わっていくのです。

日本での歴史はまだ浅く、IFAという言葉を知らない人も多いのが現状。

しかし、確実に注目度が高まってきていることは間違いありません。

2004年、日本では「証券仲介業務」が解禁されたことによってIFAが正式に活動し始めました。そして、2007年の「金融商品取引法」の施行がきっかけとなり、徐々に浸透していくこととなったのです。

IFAが注目されるきっかけとなった金融商品取引法

それでは、日本でIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)が知られるきっかけになったとも言える「金融商品取引法」の施行とは、どのようなものだったのでしょうか。

金融商品取引法が施行されたのは、2007年の10月。

金融商品取引法とは、有価証券や先物取引(デリバティブ取引)のルールを定めた法律です。投資家たちを守るために制定されました。

貯蓄するだけでは、先行きが不安だということが広く知られるようになり、投資に対する注目度が高まっていくのです。

しかし、それまで多くの日本人は「貯蓄」の知識しかなかったため、投資に興味を持っても自分の力だけではうまく進めていくことができません。

まだ、インターネットの活用も進んでいなかったため、情報収集も難しい時代でした。

そこで、資産運用や投資商品の提案・販売をアドバイスする「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」が注目を集めることとなったのです。

中立的な立場から、顧客一人ひとりのニーズに沿ったアドバイスを提供するIFAの存在価値は、広まっていくこととなります。

IFAはなぜ「金融のプロフェッショナル」と言われているのか?

それでは何故、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は「金融のプロフェッショナル」と呼ばれるようになったのでしょうか。

金融業界の専門家といえば「銀行員」や「証券会社の営業マン」を思い浮かべる方も多いかもしれません。銀行員や証券会社の営業マンとの違いが気になるところです。

まずひとつ目に、IFAは特定の金融機関に属していません。例えば、銀行や証券会社で投資商品のアドバイスを受ける場合、どうしても「自社商品」を勧められることが多いはず。

本当に、自分自身に合った商品かもしれませんが、なんとなく「自社の利益」や「担当者の成績」を優先されている気がすることもありますよね。

しかしIFAでの商品の提案や販売は、そのような忖度が一切ありません。お客さまと同じ目線に立ち、的確なアドバイスを行います。

独立した立場だからこそできるサービスとなっているのが特徴です。

また、IFAで働いている人は、証券会社や銀行員からの転身者が多くを占めています。金融業界から転職した「金融のプロ」が集まっている点も、専門家と呼ばれる理由のひとつかもしれません。

それだけでなく、不動産の知識に長けたIFAでは「不動産売買の相談」が可能ですし、保険販売資格を持つIFAでは「保険の相談」が可能です。

その他にも、事業承継やM&A・相続といった「お金に関する悩み」に幅広く対応してもらえます。

以前は「不動産は不動産屋へ」「保険については保険代理店へ」というのが一般的でしたが、登録免許や保有資格によっては、ワンストップで相談を行える点も「金融のプロフェッショナル」と呼ばれる所以と言えるでしょう。

まとめ|IFAは金融のプロフェッショナル!今後も需要は拡大していく

本記事では、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の歴史や金融商品取引法、金融業界の専門家と呼ばれる理由などについて詳しく解説してきました。

日本ではまだそれほど馴染みのない「IFA」ですが、米国や英国ではその存在感は大きなものとなっており、社会的地位も非常に高いことがわかりましたね。

今後、日本国内でも認知度や需要が高まっていくことは間違いありません。

「IFAに興味がある」「金融業界からの転職を検討している」という方も多いのではないでしょうか。

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お客さま一人ひとりのニーズに沿ったサービスを提供するためには、何よりも「顧客のニーズ」を理解しなければなりません。

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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

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