自身の経験や知識を最大限に活かして、キャリアアップを図りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
金融業界に精通している人や興味を持っている方であれば、次のステージを目指して「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」への転職を検討している方もいるはずです。
しかし「給与が減ってしまった」「想像していた環境とは大きく異なる」など、中には転職に失敗したと感じている人も。
転職は、人生においても大きなターニングポイントのひとつ。
失敗することなく、理想的なキャリアアップを実現させたいところですよね。
そこで本記事では、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への転職で失敗してしまう理由や、失敗しないために注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。
IFAへの転職を検討している方の参考になると幸いです。
IFAへの転職で失敗してしまう5つの理由
ここからは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への転職で、失敗してしまうケースを5つ紹介していきます。
- 雇用条件をしっかり確認していなかった
- 収入の変化に対応できない
- 新規顧客獲得の営業をしていない
- サラリーマンの感覚から抜け出せない
- IFAの比較検討をしなかった
順番に確認していきましょう。
雇用条件をしっかり確認していなかった
IFAへの転職で失敗する理由の1つ目が、雇用条件をしっかりと確認できていないことです。
IFAの募集には、主に「正社員」と「業務委託契約」の2種類があります。
それぞれ、勤務形態や給与・福利厚生や社会保険の条件も異なるのが一般的。
自分自身が雇用条件の確認を怠ってしまった場合、イメージしていた内容と違ったときに「前の職場の方が良かった」「転職に失敗した」と考えてしまいます。
転職は人生において、大きな転機となるものです。
「今よりも待遇が良い会社」「大手の企業」などといった安易な情報を鵜呑みにし、十分な下調べをせず転職してしまうと、間違いなく失敗してしまうでしょう。
雇用形態はもちろん、待遇面や勤務時間など、細かい点まで確認しておくことが大切です。
収入の変化に対応できない
転職に失敗したと感じる理由の2つ目は、収入の変化に対応できない場合です。
IFAに転職を検討する方の多くが、前職よりも収入をアップさせたいと思っているのではないでしょうか。
IFAへの転職で、業務委託契約になると、完全歩合制となるケースが一般的。
正社員であっても、成績が悪ければ、給与のアップは望めません。
特に転職直後は、今までと環境や方針が一変するため、業務を覚えることに時間を費やしてしまいます。
完全歩合制の場合は、前職よりも大幅に給与が下がってしまう可能性も十分に考えられるのです。
「同じ金融業界で勤務していたから、転職後もスムーズに対応できるはず」と安易に考えてしまうと、給与の変化に大きなダメージを受けてしまうことも。
一通り、仕事を覚えるまでは「前職よりも給与が下がる」というくらいの意識を持って、転職活動を行うのが良いでしょう。
新規顧客獲得の営業が難しい
IFAは、まだそれほど多くの人に認知されているわけではありません。
証券会社や銀行など、認知度が高い職種とは異なる部分が多いため、新規顧客を獲得するのが難しいと感じる場合もあります。
しかし、成績によって評価されることの多いIFA。新規顧客を獲得できなければ、成功を収めることは非常に困難です。
これまで培ってきた人脈やネットワークを発揮することはもちろんですが、新たなチャレンジも必要不可欠となるでしょう。
サラリーマンの感覚から抜け出せない
IFAへの転職で失敗したと感じる理由の4つ目は、サラリーマンの感覚から抜け出せない点です。
会社員から転職した場合、ほぼ全ての作業を自分一人で行わなければならないことに、違和感を覚える人も多くなっています。
例えば、証券会社で営業マンをしていたときには、商品の提案や提供・顧客へのアフターフォローなどに注力していたはず。
しかしバックオフィス機能が装備されていないIFAでは、すべて自分の責任・自分の仕事といった意識を持たなければなりません。細かい事務作業も、他人に任せず自ら行います。
このように、前職と比べて「やるべきことが増えた」「責任が重い」と感じてしまうケースも。
サラリーマンとは違う働き方であるということをしっかりと理解した上で、転職活動を行う必要があるでしょう。
IFAの比較検討をしなかった
5つ目の理由は、転職する際に「比較検討」を怠ってしまったことによる不満です。
一言で「IFA法人」といっても、その数は全国に650社近く存在しており、年々増え続けているのが現状。
それぞれの法人によって、待遇面はもちろん、社風や勤務形態・雇用形態やサポート体制などは大きく異なります。
「IFAに転職すれば、待遇が良くなる」「知り合いも働いているから、問題ないだろう」といったように、比較検討せず転職を決めるのはNG。
「自分が求めている仕事ができるか?」「理想とする働き方が実現可能か」など、明確なビジョンを描いた上で、比較検討することが重要です。
IFAへの転職で失敗しないための4つのコツとは?
それでは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に転職する際に、失敗しないためのコツとはどのようなことでしょう。
- 新規顧客を獲得できる環境を整えておく
- 転職する理由を明確にする
- 自分一人で決断せず、第三者の意見を聞く
- 自分に合った働き方を理解する
ひとつずつ解説していきます。
転職する理由を明確にする
IFA転職に失敗しないためには、転職する理由を明確にしておくことです。
「今の職場に苦手な人がいる」「社風が合わない」などの理由であれば、IFAに転職しても同じような不満を持ってしまう可能性も。
すべてが自分の理想通りの会社など、存在しないと言っても過言ではありません。
転職する明確な理由がなければ、成功することは難しいでしょう。
「キャリアアップを重ねて、10年後に独立したい」「特定の金融機関に属さず、顧客の将来を見据えた商品を提供したい」など、IFAに転職しなければ成し得ないことだと、モチベーションにもつながります。
新規顧客を獲得できる環境を整えておく
IFAへの転職を成功させるためには、新規顧客を獲得できる環境を、事前に整えておくことも大切なポイントです。
また、広く浸透していない「IFA」で新規顧客を獲得することは、容易なことではありません。信頼関係の構築にも時間がかかりますし、深い知識がなければ安心感を与えることもできないでしょう。
新たな環境において人脈を構築できるようなネットワークを調べるなどの準備をしておくと良いかもしれません。
転職後、スタートで躓かないよう、柔軟に対策を練りましょう。
自分一人で決断せず、第三者の意見を聞く
転職で大切なことは、第三者の意見にも耳を傾けることです。
転職を検討しているときは、やる気に満ち溢れ、周りが見えなくなっていることも。
客観的な意見に耳を傾けることも、IFAへの転職を成功させるためのポイントになります。
冷静な判断を聞いてから、今一度、転職活動と向き合ってみましょう。
自分に合った働き方を理解する
IFAへの転職で失敗しないためのコツ、最後は「自分に合った働き方を理解する」ことです。
上記でも触れたように、IFAでの働き方は主には「正社員」と「業務委託契約」の2種類があります。
一概に「安定した正社員が良い」「営業に自信があるから、業務委託が良い」とは言い切れません。
自由度や待遇面なども大きく違ってきますので、自分に合った働き方を事前に考えることが大切です。
まとめ||IFAへの転職で失敗しないためには事前の準備が大切
本記事では、IFAへの転職で失敗してしまう5つの理由や、失敗しないための4つのコツについて詳しく解説してきました。
一時的な感情や曖昧な気持ちで転職活動せず、事前にしっかりと計画を立てて準備しておくことが成功への近道だということがわかりましたね。
明確な目標を立てることで、モチベーションの維持にもつながります。
また、第三者からの意見に耳を傾けることで、より冷静な判断ができるようになるでしょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。